出産祝いに関する最低限のマナーについて
親しい人の家庭に新しい命が誕生したら、真っ先に贈りたいのが出産祝いですよね。 喜びの気持ちが相手に伝えるには、最もいい方法です。ですが、マナーを守らないと相手に失礼かもしれません。 そこで、ここでは出産祝いに関する最低限のマナーについて解説します。
・時期
出産したからといって、すぐに贈るのはマナー違反と言えます。出産は、女性にとっては肉体的にも精神的にも負担がかかっています。そんな時に余計なストレスをかけては失礼にあたります。 一般的に、出産祝いは生後7日の「お七夜」から1ヶ月後の「お宮参り」の間と言われています。ですが、人によっては出産後に1週間以上入院している人もいます。そのため、出産祝いは出産してから3週間前後を目安にするといいでしょう。 本来、出産祝いは直接会って渡すのがマナーです。ですが、遠方などの理由で渡せない場合は郵送でも問題ありません。
・表書きの書き方
出産祝いに現金を渡す人もいるでしょう。その時には、表書きの書き方で迷う人もいるでしょう。表書きには、「出産御祝」や「祝御誕生」など一目で出産祝いだとわかるものにしましょう。そして、水引は紅白で蝶結びにします。蝶結びは、ほどけたとしても何度も結び直す事ができます。 出産は、何度繰り返しても嬉しいものです。そのため、蝶結びでもなんの問題はありません。 多くの人が悩むのが、宛名ですよね。父親の名前を書くのがいいのか、それとも母親なのか悩ましいところです。この場合、出産したのは母親です。母親の名前だけか夫婦連名にしましょう。
・メッセージカード
出産祝いには、メッセージカードを添える場合もあります。その時には、忌み言葉を避けるようにします。 忌み言葉とは、昔から不幸を連想させるため御祝いの場では使ってはならないとされてきました。 出産祝いの時に、特に気を付けたいのが「短い」という言葉です。短命を連想させるためにも、できるだけ使わないようにしましょう。 出産祝いは、赤ちゃんが生まれた事を共に喜ぶためのもの。渡す方も渡された方も喜びたいものです。 最低限のマナーを守って、心からの御祝いの気持ちを伝えましょう。
・贈ってはならない物
出産祝いには贈ってはならないとされる物があります。それは、ハサミなどの刃物です。刃物は、縁が切れるという連想ができるため御祝いには不向きとされています。 また、贈り物の定番とも言えるハンカチも避けましょう。 なぜなら、ハンカチを使うのは涙を拭う時。つまり、悲しい事が起きた時なのです。 どれだけかわいらしいハンカチがあったとしても避けるようにしましょう。